台風シーズンに悪化する頭痛・めまいの理由

2025.09.20

事務局長のKです。
残暑の厳しさが続くなか、関東地方も台風シーズンに入りました。東京でも台風の影響による強い雨や風、急な気圧の変化を感じることが多くなります。
この時期になると「台風が近づくと頭が重い」「めまいでふらつく」といった症状を訴える方が増えてきます。

台風が近づくと体調が崩れるのはなぜ?
実は、これは偶然ではなく気圧の変化が体に影響しているためです。台風シーズンには、急激な気圧の低下や湿度の変化が起こりやすく、頭痛やめまいを引き起こすきっかけになります。

気圧の低下が体に与える影響
・血管が広がる
 気圧が下がると血流が変化し、頭の血管が拡張して片頭痛を起こしやすくなります。
・耳の中のバランスが崩れる
 内耳は気圧の変化に敏感です。バランスを取る働きが乱れると、めまいや耳の詰まった感じが出ることがあります。
・自律神経が乱れる
 気圧や湿度の急な変化は、自律神経にストレスを与え、だるさや頭痛を悪化させます。

台風シーズンに出やすい症状
・ズキズキする片頭痛
・首や後頭部が締めつけられるような緊張型頭痛
・めまい・ふらつき・耳の詰まり感
・強いだるさや眠気
いわゆる「気象病」と呼ばれる症状で、台風の時期には特に目立ちます。

ご自分でできる予防・対策
・天気予報や気圧アプリで変化をチェックする
・規則正しい生活リズムを意識する
・水分をしっかり摂り、脱水を防ぐ
・耳を軽くマッサージして血流を良くする
・頭痛薬は症状が出始めに正しく使う
小さな工夫でも、症状の強さを軽減できることがあります。

こんなときは受診を
・今までにない強い頭痛
・ろれつが回らない、手足がしびれる
・めまいが長く続く、吐き気を伴う
・意識がもうろうとする
これらは脳や神経の病気が隠れているサインかもしれません。放置せず早めに受診してください。

まとめ
台風シーズンの頭痛やめまいは、気圧の変化や自律神経の乱れが関係しています。生活の工夫である程度予防できますが、強い症状や不安な症状があるときは、我慢せず医療機関にご相談ください。

東京頭痛脳神経クリニックでは、頭痛やめまいに関する診断と治療を専門的に行っています。台風の時期に症状がつらい方は、ぜひ一度ご相談ください。

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