朝から頭痛で憂うつ…起きたときの頭痛の原因と考えられる病気
こんにちは、院長のMです。
秋の訪れとともに昼夜の気温差が大きくなり、体調を崩しやすい時期になっています。
この時期、「朝から頭痛がする」「寝起きから気分がすっきりしない」といったご相談が増えてきています。
「締め付けられるような痛み」「重苦しくスッキリしない感覚」「吐き気を伴う頭痛」など、朝から症状があると一日が憂うつに始まってしまいますよね。
今回は、寝起きに起こる頭痛の原因として考えられるいくつかの病気についてご紹介します。
朝からズキズキ…片頭痛や緊張型頭痛
起床時に脳の血管が拡張し、血流が増えることで片頭痛が起こることがあります。
また、睡眠中の姿勢や寝すぎ、肩こりなどによって緊張型頭痛が出る場合もあります。
高血圧で起こる「朝の頭痛」
血管に強い圧力がかかることで、起床時に頭痛を起こしやすいといわれています。
朝の頭痛と眠気がセットなら睡眠時無呼吸症候群かも
睡眠中に呼吸が止まってしまう病気で、寝起きに頭痛を感じる場合には疑われることがあります。
風邪や花粉症のあとに続く頭痛=副鼻腔炎の可能性
風邪や花粉症のあとに連日続く頭痛が出ることがあります。顔の痛みや鼻づまりを伴い、睡眠中に膿が排出されにくいため朝に痛みが強くなる傾向があります。
立ち上がると強く痛む「低髄圧性頭痛」
脳脊髄液が減少して脳が下がり、頭蓋内の圧力バランスが崩れることで起こる頭痛です。特に頭を起こした状態のときに強く痛みが出ます。
吐き気やしびれを伴う朝の頭痛は脳腫瘍のサイン?
まれではありますが、腫瘍によって夜間の換気不良が起こり、脳圧が上昇することで朝の頭痛につながることがあります。吐き気や視力・視野の異常、しびれ、麻痺などを伴う場合は注意が必要です。
習慣や環境も原因に
二日酔いや過度なアルコール摂取、スマホやブルーライトの影響、熱帯夜による脱水なども朝の頭痛の原因になります。
特に夏場は、寝ている間にも汗をかいて脱水状態になり、朝の頭痛につながることがあります。寝る前の水分補給は予防に役立ちます。
まとめ
「朝の頭痛」と一言でいっても、生活習慣が原因のこともあれば、高血圧や睡眠時無呼吸症候群、脳腫瘍といった重大な病気が隠れている場合もあります。
単なる寝不足だと思って放置せず、気になる症状が続く場合は早めにご相談ください。
東京頭痛脳神経クリニックでは、朝の頭痛を含めた頭痛全般の診断と治療を専門的に行っています。
症状でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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