頭痛ダイアリーのすすめ
頭痛ダイアリーのすすめ
こんにちは、看護部のHです。
最近は、梅雨の気配を感じさせる日が続いていますね。日中は暑さが増し、熱中症にも注意が必要な時期です。
こうした季節の変わり目に、頭痛がつらくなるという方も多いのではないでしょうか。
頭痛を予防する第一歩は、「自分の頭痛をよく知ること」。
そのためにおすすめしたいのが、「頭痛ダイアリー」です。
■ 頭痛ダイアリーとは?
頭痛ダイアリーとは、頭痛が起きた日時や症状、対処法などを記録していく手帳です。
「いつ」「どんな痛みが」「どのくらい続いたのか」を記録することで、頭痛のパターンや原因の傾向が見えてきます。
また、医師との診察時にも非常に役立つ情報になります。
■ 記録する内容の例
頭痛があった日時
痛みの種類(例:ズキズキ、締めつけられるような感覚 など)
随伴症状(吐き気、光や音、においに敏感になる など)
頭痛の持続時間
使用した薬とその効果(よく効いた、少し効いた、効かなかった)
■ 書き方のポイント
1枚で4週間分の記録ができます
生理(月経)がある方は、期間に印をつけておきましょう
■ 各マスの使い方(1日ごとに記録)
痛みの強さは段階で記録:「+」(軽い)、「++」(中程度)、「+++」(強い)
使用した薬の名前や量を記入
■ MEMO欄に記入する内容
使用した薬の名前と効果の程度
頭痛が日常生活にどの程度影響したか
痛みの性質(例:ズキズキ、重だるい など)
吐き気や感覚過敏といった随伴症状
頭痛のきっかけと思われる出来事(例:外出、天候、睡眠不足 など)
■最後に
頭痛ダイアリーを続けることで、自分の頭痛の傾向がより明確になります。
医師にとっても治療の方針を立てやすくなるため、より適切な対策を見つける助けになります。
毎日欠かさず書く必要はありません。無理のないペースで、できる範囲で続けてみましょう。
頭痛ダイアリーには、紙の手帳タイプやスマートフォンアプリなどさまざまな形式があります。
当院でも数種類ご用意していますので、ご希望の方はお気軽にスタッフまでお声がけください。
あなたに合った方法で、今日から「頭痛ダイアリー」を始めてみませんか?
ご希望があれば、タイトル候補や挿絵・アイコンのイメージ案などもお手伝いできます。お気軽にお知らせください。
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