【梅雨と片頭痛】雨の日に頭が痛くなるのはなぜ?
こんにちは!院長のMです。
今年も台東区の風物詩、三社祭で浅草の街は大いににぎわいましたね。
威勢のいい掛け声とともに神輿が練り歩く姿に、元気をもらった方も多いのではないでしょうか。
そんな熱気が少し落ち着いた頃、街にはしとしとと梅雨の気配が漂い始めました。
この時期、「体が重だるい」「雨の日になると頭がズキズキする」といったご相談をよくいただきます。
実は、この梅雨の時期と片頭痛には深い関係があるんです!
なぜ梅雨に片頭痛が増えるの?
梅雨の時期に頭痛が増える大きな原因の一つは、「気圧の変化」です。
梅雨の時期は低気圧の日が続き、気圧が不安定になりがち。その影響で、私たちの体にさまざまな変化が起こります。
色々な説がありますが、気圧が下がると脳内の痛みのジェネレーターが刺激され、痛みに関わる神経を刺激し片頭痛を引き起こしやすくなると考えられます。頭痛にめまいを伴う場合、内耳への刺激も関連していると言われます。また、湿度の高さや寒暖差、日照不足によるストレスも影響して、体調を崩しやすくなるため、結果的に頭痛が悪化しやすくなるんですよ。片頭痛が起こるメカニズムはとても複雑です。
梅雨時期の片頭痛を軽減するためにできること
梅雨の片頭痛を少しでも軽くするために、できることがいくつかあります。
ここでは、簡単に実践できる方法をご紹介します!
1. 規則正しい生活を心がけよう
規則正しい生活は、体調管理の基本です!
特に梅雨の時期は気圧や湿気の影響を受けやすいので、できるだけ毎日同じ時間に寝て、十分な睡眠をとることが大切です。寝不足や不規則な生活は片頭痛を悪化させる原因になるので、気をつけましょう。
2. 水分補給を忘れずに
梅雨の時期は湿度が高く、意外と水分が不足しがちです。
水分不足になると血液がドロドロになり、片頭痛が引き起こされやすくなることも。特にカフェインやアルコールは脱水症状を悪化させることがあるので、こまめに水分を摂取することを心がけてくださいね。
3. ストレスをため込まない
梅雨時期は、天気が不安定で気分が落ち込みやすいですよね。
「梅雨鬱」なんて言葉もあるように、気分が沈みがちな時期です。ストレスがたまると片頭痛が悪化することがあるので、リラックスできる時間を作ることが大切です。好きな音楽を聴いたり、軽くストレッチをしたりして、心も体もリフレッシュしましょう。
4. 体を冷やさない
梅雨時期は寒暖差が激しく、体調を崩しやすいです。
冷えが片頭痛を引き起こすこともあるので、温かい飲み物を摂る、薄手の羽織り物を持ち歩くなどして、体を冷やさないように気をつけましょう。
5. 予防薬をうまく活用
片頭痛がひどくなる前に、予防薬を飲んでおくと効果的です。
天気予報をチェックして、低気圧が近づく日には早めに薬を服用することで、頭痛を未然に防げることがあります。薬の選び方については、医師に相談して、自分に合った方法を見つけましょう。
頭痛がひどくなったら…頭痛外来に相談してみよう!
もし、梅雨の時期になると頭痛が頻繁に起きる、または頭痛がひどくて日常生活に支障が出てきた場合は、専門の医師に相談することをおすすめします。
頭痛外来では、頭痛の原因を検索したり、患者さんごとに適切な治療法や予防療法を提案します。自分に合った治療法を見つけることで、梅雨の時期も快適に過ごせるようになるかもしれませんよ!
梅雨の頭痛を軽減するために、ぜひ一度専門の医師に相談してみてくださいね。
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